発進・圧力 (#1, S)
#1
バイパス
調整弁 #1 · 緑機能説明
- 昇降機の仕様が決まり吐出量が計算されると、仕様に合ったバルブが出荷されます。
- → コイルAの励磁が切れると、モーターが回転していてもかごは動きません。
調整方法
- ポンプが作動しコイルAとBが励磁された後、かごはすぐには発進せず 1 ~ 2 秒間停止しています。
- 調整弁 #1 はこの停止時間を調節します。
- 時計回りで停止時間が短くなり、
- 反時計回りで長くなります。
S
圧力制御弁の調節 S
機能説明
- 遮断弁(shut-off valve)を閉じ、規定値が得られるまで調節します。その後「頭なしボルト」で固定します。
上昇走行 (#2 ~ #5)
#2
上昇加速
調整弁 #2 · 緑機能説明
- ポンプが作動し励磁されると、#2 の調整でかごを加減速できます。
- → 調整弁 #2 で加速が満足できれば、それ以上調整しません。
- 調整弁 #2 は調整弁 #3 と #4 に影響します。
調整方法
- 時計回りに回すと緩やかな加速
- 反時計回りに回すと急加速
#3
上昇減速
調整弁 #3 · 緑機能説明
- 満足できる減速が得られるまで #3 を調節します。次に安全スイッチを固定します。これは 3 ~ 5 cm のクリープ調整距離を得るためにコイルを作動させるものです。
- 走行速度すなわち秒速(m/sec)は、安全スイッチと着床スイッチ間の距離と同じです。つまり V = 0.5 m/sec のとき、距離は 0.5 m
調整方法
- コイルAが励磁された状態でコイルBの励磁が切れると、かごは調整弁 #3 の調整で減速します。
- 時計回りに回すと緩やかな減速
- 反時計回りに回すと急減速
#4
上昇着床
調整弁 #4 · 緑機能説明
- クリープ速度を調整します。
- V = 5 ~ 7 cm/sec
調整方法
- コイルAが励磁されコイルBの励磁が切れると、調整弁 #4 の調整で着床速度が変わります。着床速度の調整は、
- 時計回りに回すとゆっくり着床
- 反時計回りに回すと速く着床
#5
上昇停止
調整弁 #5 · 緑機能説明
- 着床階でコイルBの励磁が切れると、コイルAの励磁が切れます。
- → タイムリレーでポンプを 0.5 秒長く駆動させると、調整弁 #5 の調整で滑らかに停止します。
- → 速度は調整弁でさらに上げるのではなく、ポンプの吐出量によって決まります。
調整方法
- かごを滑らかに着床させるには調整弁 #5 を使います。
- 時計回りは滑らかに停止
- 反時計回りは急停止
下降走行 (#6 ~ #9)
#6
下降加速
調整弁 #6 · 赤機能説明
- コイルCとコイルDが励磁されたとき、調整弁 #6 を調整して下降加速します。
調整方法
- 時計回りは緩やかな下降速度
- 反時計回りは速い下降速度
- → 調整弁 #8 は調整弁 #6 に影響します。必要であれば調整弁 #6 を再調整します。
#7
下降走行
調整弁 #7 · 赤機能説明
- コイルCとコイルDが励磁されたとき、かごの最高下降速度は調整弁 #7 によって決まります。
調整方法
- 時計回りは緩やかな下降速度
- 反時計回りは速い下降速度
#8
下降減速
調整弁 #8 · 赤機能説明
- 滑らかな下降減速試験(soft stop test)
- 下降最高速度でコイルCとコイルDの励磁を切ると、かごは 20 cm 以内で徐々に滑らかに停止しなければなりません。
調整方法
- コイルDが励磁された状態でコイルCの励磁が切れると、かごは調整弁 #8 の調整に従って減速します。
- 時計回りは緩やかな減速
- 反時計回りは急減速
- → 減速が満足できれば調整弁 #8 はそれ以上調整しません。調整弁 #6 を再調整する必要が生じます。
#9
下降着床
調整弁 #9 · 赤機能説明
- コイルCの励磁が切れコイルDが励磁されたとき、調整弁 #9 の調整で下降着床が調整されます。
- → コイルCの励磁が切れたとき、かごは調整弁 #8 の調整で停止するため、それ以上の調整は不要です。
調整方法
- 時計回りは緩やかな下降着床
- 反時計回りは速い下降着床